オアマル便り(第1回)

 ニュージーランド南島オアマルでB&Bをしております久保と申します。マックの呉橋さんからのご要請もあり、会報にニュージーランドからの便りを書かせていただくことになりました。どうぞ、よろしくお願いいたします。

皆様ご存じの通り、ニュージーランドは日本と季節が逆ですので、今丁度秋真っ盛り。紅葉が美しい季節です。日本と違うのは、「もみじ」のような真っ赤な葉が少ないため、黄色やオレンジの色が目立つことです。

  今回は寄稿の初回ということで、自己紹介の代わりに私たちの住むオアマルを少しご紹介させていただきます。オアマルは、日本の皆様には、まだ馴染みの少ないところですが、最近になってテレビでよく紹介されています。一つはTBSの「世界不思議発見」、もう一つは、NHKの「世界ふれあい街歩き」という番組です。テレビをご覧になられた方も多いと思いますが、町に野生のペンギンが棲むことでも知られています。14,000人の小さな町ですが、ニュージーランドの開拓時代から栄えた町で、今も当時(19世紀の後半)に建てられた建造物が、そのままの形で保存され、歴史的な美しい街並みを形作っていることでも知られた町です。

 この頃は、イギリスのビクトリア時代で、オアマルでは、今も当時を偲び、ビクトリアンの衣装を身につけたフェスティバルが、よく行われ、町の人々がビクトリアンになって楽しみます。歴史の長さは、ヨーロッパや日本とは比べ物になりません(わずか150年程度)が、逆にみんなが一丸となって一つの国を作ったというような一体感があり、歴史を保存することにも熱心なのです。11月には、5日間、オアマル中がビクトリアンで賑わう「ビクトリアン・フェスティバル」が行われ、オアマル以外からもたくさんの方が訪れます。

 ニュージーランドは、これから冬に向かい、旅行者の数も減り、静かな季節を迎えます。オアマルの様子は、私たちのホームページ(www.globalife.jp)でも紹介しておりますので、興味のある方は、ご覧下さい。

                                (久保星児)

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