二年ぶりのNZ

行天幸子 

今回のNZへの旅は二年ぶり。やっと計画を立て実現となりました。

 いつも誰かに聞かれます。なぜNZがいいの?何があるの?一番好きな場所は?
 そして私はいつもの様に笑いながら答えます。NZの魅力は明確には答えられない。何故ならそれはfeeling(感動)だからと。
 今回のプログラムは<自然を満喫 山、空、湖、海、大草原>とダイナミックなテーマ志向を凝らしたものとしました。

 私は今回の旅で少し反省しました。前回より年を重ねていたことを忘れていました。いつもの様に出発前の生活はクレイジーな程過密でかなり過労気味で睡眠不足でした。でもいつもの調子で、機内でぐっすりと寝ようと思っておりましたがあまりにも疲れすぎていて眠れませんでした。オークランドでの乗換時間は1時間余りしかなくてまたまた機内に滑り込み。ウエリントン空港到着から極度の頭痛と体調不良に悩まされました。2時間ほど市内、教会を散歩したりしているとすっかり気分が良くなり落ち着きました。その日のうちに強行でしたがダニーデンまでフライト。
 南島5日間はレンタカーでの移動で本当に快適でした。NZの天候は一日のうちほとんどは快晴であっても時にして雨となります。ダニーデンの市内を散歩してオタゴ半島の先端タイアロアヘッドまで行き、湾の美しさと行きかうかもめに改めて幸せを感じました。残念ながらアルバトロスは、ツアーに参加できなかったので見ることは出来ませんでした。また次回の楽しみとしたいものです。この後ゆったりと海から離れて大草原へのドライブを楽しみました。有名なクインズタウン、ワナカ、と並んで今夜の宿のB&BはLake Haweaを一望できる素晴らしい宿でした。オーナー夫妻はフレンドリーで料理も最高でした。

 翌日はB&Bのガーデンをのんびりと散歩。180度目前は湖と山。セントラルオタゴはワインも有名なところでクロムウエルのAURUM WAINSを訪ねました。とても上質のワインを別送品で買って来ました。NZはちょうど初夏で道端に咲いている自然の花もとっても綺麗でした。その中でもルピナスは水平線に入るほど咲き、まるで花のパッチワークを見ているようでした。湖を通り抜け、次に善き羊飼いの教会。
 クライストチャーチはSumner泊
 
 翌日のビーチは満潮でしたがそれでも砂浜も歩くことが出来ました。クライストチャーチ市内に出かけトラムに乗ったりカフェに行ったりゆっくりと過ごした。午後3時過ぎから車を再び走らせマルイア温泉に向いました。途中から雨になり前方の見通しが悪く慎重にハンドルを持ちました。到着した宿は日本人経営の温泉でまるで日本の山間の宿にいるような感じさえ思い浮かべました。スタッフの方も日本からのワーキングビザで働いておられました。日本料理と良質の温泉に心身ともにリフレッシュできました。
 ここは山の深い位置にあって今回は雨でしたので前の川も濁流でした。

 翌日は11時頃とゆっくりの出発。カイコウラのカフェでランチ。ここでクレイフュッシュ(伊勢海老)を買う予定だったのですが季節はずれで買えずほかでなんとか買うことが出来ました。しばらくは海岸沿線の車道でとても海岸の美しいところ。途中で岩の上で昼寝のアザラシとも出会いました。その日のモーテルはピクトン。モーテルオーナーの夫人は会員(輪島さん)のお嬢さんです。夕食は友人も招いてのパーテイとなり実に愉しくワインも進み夜更かしでお喋りとなりました。

 翌日、ピクトンからの3時間のフェリーで再度ウエリントンに戻りました。ここではお土産にシープスキンを製造している店で買い物。夕食はスーパーで買い込んだ食材で二人の部屋でのパーテイ。
 翌日の早朝のウエリントン発のオーバーランダーに乗り込み650キロ12時間かけてゆっくりと列車の旅を満喫しました。とてものどかで世界中の国からの旅人で楽しかったです。最後の宿は日本人夫婦のB&Bにお世話になりました。

 最終の一日は念願だったカウリの森にトレッキングとワイナリーでのランチ。
 10日間の日程では少し過密だったことも少し反省はしているものの今回もやはり人との出会いと再会を実現でき大自然の雄大さの中で感動の旅の思い出の一ページを作ることが出来ました。


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