ワイカト大学Language Institute 日本事務所 のご紹介
松元 f
ワイカト大学Language Institute(L.I.)日本事務所は1990年にワイカト大学L.I.設立と時を同じくして開設され、英語研修とホームステイを日本の高校、短大、大学のグループに紹介して来ました。この研修はワイカト大学、日本の団体ともに大変好評で年毎に団体数も増えて来ました。1993、1994年には大人のためのホームステイと英会話という企画をNHK文化センターと全労済が数回に渡って募集し合計約40名が参加されましたがこれも好評を博しました。
そこで1997年に、会社を引退された方々への6ヶ月間のホームステイと英会話の勉強それに色々のアクティビティを組み込んだプログラムを企画し、1998年8月末に1回目の参加者を送り出しました。それ以来毎年同プログラムに参加者を送り続け昨年までに14回の方々をお送りしました。私共の最初の案内は下記のものでした。
『若い時代を終え、老後を迎える頃にはソフトランディングとか老後の趣味とか比較的後ろ向きの姿勢を取る人が多くなって参りがちです。老後の趣味にもいろいろありますので決してそれが良くないと言っているのではありませんが、何か新しい事柄を体験するとか、新しい物を生み出すといった印象はやはり薄いといえます。此処にご紹介するミドルエイジ・プログラムは中年以降の方々に新たに挑戦する機会をご提供するものです。中には今更外国の大学で英語の勉強等!と思われる方がいらっしゃるかもしれませんがそれは日本的な考え方であってNZでは通用しません。NZの大学キャンパスには会社を引退後大学に入り直している人もいれば、会社を途中で辞めたり休職したりして専門分野を研究している人もいます。会社やお仕事を引退されこれからの人生をお考えの方々には今までの事、そして将来の事をお一人で又はご夫婦で思い考える良い機会になると確信します。』
毎年8月末に出発する24週間コースはワイカト大学の所在するハミルトン市で実施して来ました。又、2002年からは4月に出発する4週間と12週間のコースもタウランガ市で始めました。因みに1998年から今年4月までの参加者数は223名で、年毎の参加者数は下記の通りです。
実施年 | 参加者数 | 女性 | 男性 |
1998年 | 5名 | 5名 | 0名 |
1999年 | 16名 | 10名 | 6名 |
2000年 | 17名 | 11名 | 6名 |
2001年 | 13名 | 10名 | 3名 |
2002年 | 38名 | 26名 | 12名 |
2003年 | 36名 | 26名 | 10名 |
2004年 | 43名 | 28名 | 15名 |
2005年 | 30名 | 16名 | 14名 |
2006年 | 25名 | 19名 | 6名 |
合計 | 223名 | 151名 | 72名 |
一方、参加者の年齢的な割合は次の通りになります。
40歳代 17名(7%) 50歳代 86名(39%)
60歳代 102名(46%) 70歳代 18名(8%)
NZは色々な分野で日本と補完的な立場にあり農作物、工業製品など経済的分野では日本と全く摩擦がありません。又、両国間には歴史的にも大きな禍根がありません。このような事柄や日本人とNZ人との親密な交流などの貢献があって現地の人達の日本を見る目は大変友好的かつ親日的です。そういう背景がミドルエイジの人々が安心して現地で生活できる要因になっています。参加者の中には下記のように様々な事柄を体験されたり現地の人々に与えられたりした方々がいらっしゃいます。
当事務所は多くの参加者から帰国後礼状や手紙、一部の方々からは改善すべき事柄などの提言や感想文を頂いています。一方、参加者間では参加年度毎に同窓会を開きNZでの思い出を語り合い再度の訪問を企画されたりしています。又、ホームステイ先を手配したり現地での生活を支えてくれたホームステイ担当者や、当時の英語の教師を日本に招待したりするなど帰国後の交流を深めているグループもあります。更に、自分の家族をホームステイ先に滞在させたり、ホストファミリーを日本に呼んだりと文字通り南半球に自分の家族が出来たという方々もいらっしゃいます。
現在今年の4月にタウランガに出発する50、60歳代の参加者を募集中で既に参加が決まった約20名の方々への電話相談やオリエンテーション等で私共も多忙の中にいる次第です。
事務局からのお知らせ
ワイカト大学での英語研修とホームステイ2週間プラン。現地費用 15万円を協会会員に10万円でご提供いただけるそうです。事務局までお問合せください。