第205回例会「クリスマス例会」の感想
フーパー純子
おしゃれな神戸は昔から大変好きな街でしたが、実家が大阪であるものの、日本を離れてすでに10年以上になる私にとっては、なかなか機会でもない限り訪問することがない街です。しかし今回幸運にも、ちょうど2週間の休みを取ってニュージーランド〔以下NZ〕から日本に里帰りしていた私と次女の恵美が、NZ国立ワイカト大学の日本連絡事務所の皆さんのお誘いで日本ニュージーランド協会(関西)のクリスマス会に参加させていただくことができました。
正直言ってこの会について、何も基礎知識のないまま参加させていただいた私と娘。少々緊張しながら、会場に足を踏み入れた私と娘の緊張は「それでは各自の自己紹介をお願いいたします」との司会の方の声と会場を回ってくるマイクで一気にピークに。娘が小声で、「そんなこと聞いてないよ、おいしいディナーを食べるだけってママ言ったじゃん」という始末。そこでそんな失礼な娘の分も、わたしがどきどきしながらの挨拶を…。しかし、NZに興味のある方々なら誰でも参加できる会というだけあって、(そして司会のかたのスマートな進行で)和気あいあいと、皆さん各自のNZとのつながりを含めた自己紹介、NZに関するクイズでの多くのみなさんの積極的な発言など、逆にNZから参加している私たちのほうが勉強になったほど。このように年に数回行われる催し物を通じて、会の皆さんがいろいろとNZとの関わりをよりいっそう深め、友好と異文化の理解の輪を広げられているとのことに感銘いたしました。
幸運にも現在私自身、ワイカト大学キャンパス内のパースウェイカレッジ(旧ランゲージインスティチュート)でグループ学生コンサルタントとして、ワイカトの地で、NZの文化やキィウィイングリッシュを学びたいという、日本からはもとより世界各国からの学生のお世話をさせて頂いています。これからNZの夏本番の2月3月の2ヶ月、日本NZ協会〔関西〕のかたがたのように、NZが好きな日本の学生たちがたくさんこちらの大学の英語研修にやってきます。ほとんどがNZはもとより、海外生活が初めてという学生ばかり。文化の違い、言葉の違い、食生活の違いなどを通して戸惑ったり、悩んだり、ホームシックにかかったり。私もともに彼らと悩むことや悩まされることが多々ありますが…。これは何も高校生や大学生の若者だけではなく、シニアエイジの方々もそうだと思います。唯、私自身もそうでしたが、最後にはそういった諸々の違いも含めて、NZが好きになって行くのではと思います。そして、やっぱりNZに来てよかった、またいつの日か必ず訪れたい…という思いをもたれる方がほとんど。私はとうとうこの地に居つくことになってしまい、どちらかというと、日本滞在中、戸惑ったり、ホーム(NZ)シックに掛かったりすることが多いですが…。
また近いうちに、日本NZ協会〔関西〕の催される会に参加できれば、と思っています。NZ国立ワイカト大学(旧)ランゲージインスティチュート日本連絡事務所の松元所長をはじめ、スタッフの皆さん、そして協会の皆様方、今回は大変お世話になりました。近い将来ぜひ、ワイカト大学にいらして下さい。こちらの地でお会いできることを楽しみにしております。