IMF、ニュージーランドの経済政策運営に支持表明=財務相
 [ウェリントン 1日 ロイター] 

ニュージーランドのイングリッシュ財務相は1日、国際通貨基金(IMF)から政府の経済政策運営について支持が得られたとの見解を示した。
 IMFはニュージーランド経済に関する報告書を発表し、現在のニュージーランド(NZ)ドル相場は10─25%過大評価されているが、その一部は一時的なものである可能性がある、との認識を示した。
 IMFはまた、ニュージーランド経済は回復が続く見込みだが、世界的な景気回復の失速や中国の需要の急激な落ち込みが、同国経済の見通しにとって最大のリスク要因だと指摘した。
 2010年と11年の経済成長率については、約3%になるとの見通しを示した。
 イングリッシュ財務相は「IMFはわが国を訪問した結果、緩和的な財政および金融政策が内需を支えていると評価した」と述べた。
 さらに、5月20日に発表する予定の予算に、成長拡大を目指した経済改革に関する次の措置を盛り込む考えを示した。