ハリウッドに続け!ニュージーランド首都に「ウェリウッドサイン」建設

[eiga.com 映画ニュース] 
ニュージーランドの首都ウェリントンが、映画の都「ウェリウッド(Wellywood)」になる。ウェリントン・ミラマー半島の丘に、ロサンゼルスのハリウッドサインをモデルにし、Wellywoodの文字を配する「ウェリウッドサイン」が建設されることが分かった。

ウェリントンには、「アバター」や「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのメインVFX(視覚効果)スタジオであるウェタ・デジタルなど、ニュージーランドの映画業界を代表する会社が集まっているため、これまでも「ウェリウッド」という言葉は非公式に使われてきた。インド映画産業の中心地ムンバイの、旧称「ボンベイ」の頭文字Bをとった「ボリウッド」という名称はすっかり定着したが、ニュージーランドもこれに続き、映画都市ウェリントンのイメージを確立したいところだろう。
ウェリウッドサインの高さは約3.7メートル、幅は約27.5メートルで、高さ13.7メートルあるハリウッドサインと比べるとかなり控えめ。

ウェタ・デジタルの創設者ピーター・ジャクソン監督は、地元紙ザ・ドミニオン・ポストに、ウェリウッドサインは「最高のユーモアだね」とジョークを飛ばした。それでも、「ロード・オブ・ザ・リング」や「アバター」を引き合いに出し、「そう言ってからかう裏側には本物のプライドがあるんだ。あのサインから1マイルに満たない場所で『ミドルアース(中つ国)』や『パンドラ』が生まれたんだからね」と真剣に語った。

地元住民からは反対の声も上がっており、オンラインの統計では「ダサい」「サインの文字はただWellington(ウェリントン)だけでいい」という意見も多い。