留学生受入競争

 ニュージーランドで5番目の収入源である留学生の獲得が今までよりも競争率の高いものとなってきており、獲得するためには自分たちで海外にマーケティングに行かなければいけない状況となっている。

 昨年ニュージーランドでは8万8千人の留学生が国内を訪れており、隣国オーストラリアではその数の5倍にも上った。NZの留学生受け入れ数は、国民1人当たりで換算すると世界1であり、特に中等学校生マーケットでは、学生の両親がニュージーランドを安全で質の良い教育が受けられる場所と考えていることから、かなりのマーケットシェアを占有している。
 
 教育省のAnne Tolley大臣は国際教育へのマーケティング経費にさらに2百万ドルを追加した。

 追加経費のいくらかは来年行われる上海EXPOで数年前に数が激減した中国人留学生の獲得のために費やされるが、業界はタイなど中国以外の新しいマーケットの獲得も進められている。

 さらに教師が一時的に外国へ出向く fly-in fly-out teachingや海外キャンパスの設立なども行われており、ビクトリア大学は既にベトナムのホーチミンにキャンパスを持っている。
NZ大好き 社会 2009年7月1日

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