縄文杉:NZの古代木と姉妹関係に、23日調印式 

 世界自然遺産・屋久島(鹿児島県)のシンボル「縄文杉」が23日、ニュージーランド(NZ)の古代木「タネ・マフタ」と姉妹関係を締結する。樹齢1000年を超す巨木同士の縁だ。

 NZ政府観光局が発起人となった「古代木ファミリープロジェクト」の一環。「タネ・マフタ」と、世界の巨木・古木を家族にして森を守る文化を広めるのが狙いという。

 タネ・マフタはNZ北島の森林保護区「ワイポウアの森」にそびえ立つナンヨウスギ科の針葉樹。高さが51メートル、胴回りが13.8メートルあり、推定樹齢は1200〜2500年といわれる。原住民「テ・ロロア族」の言葉で「森の神」が名の由来だ。
 最初の「家族」となる縄文杉は高さ25.3メートル、胴回り約16.4メートル。一説では樹齢7200年ともされる。

【川島紘一】


古代木 タネ・マフタ

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