ニュージーランドの景気後退

 [ウェリントン 21日 ロイター] ナショナル・バンク・オブ・ニュージーランド(NBNZ)が21日発表した調査によると、同国のリセッション(景気後退)は第1・四半期に深刻化し、2010年まで続く見通し。

 調査では第1・四半期の国内総生産(GDP)伸び率は前期比マイナス1.2%になると見込まれている。

 これは、景況感や消費者信頼感、雇用統計、住宅市場関連指標などさまざまな経済指標が弱い内容となっていることを反映しており、6月26日に発表される第1・四半期のニュージーランドGDP統計が引き続き、大幅なマイナス成長を示す可能性を示唆している。

 ナショナル・バンクのエコノミスト、スティーブ・エドワーズ氏は声明で「この最新の結果は、5四半期連続でのマイナス成長を示し、低下幅は物品サービス税が導入された1986年以降で、四半期ベースで最大となった」と述べた。

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