成人の喫煙率、記録的な減少


 成人の喫煙率が記録的な減少を示したことが今日政府から発表される。
 ヘレン・クラーク首相が発表する数値は、禁煙活動関係者にとって朗報だ。この十年間で成人の喫煙率はわずかしか減少してこなかったからだ。 毎年5000人が喫煙が元で死亡し、そのうち400人は受動喫煙が原因とされる。 今日発表される数値は2006年・2007年健康調査による。1万2488人の成人を対象としたニュージーランド最大規模の調査だ。 過去の健康調査では、1996年・1997年には25.2%、2002年・2003年には23.4%で、減少は統計的に有意とはみなされていない。

 国勢調査では1996年の23.7%から2006年の20.7%に減少した。 未成年男子の喫煙率は1999年の14.1%から2006年には6.2%に、女子は17.1%から10.1%に減少した。 公衆衛生専門家のマレー・ローグセン博士は、タバコの箱に書かれた警告やニコチン代替治療が功を奏したというよりは、「むしろ2004年末に導入された職場禁煙法が心理的な効果を発揮して、喫煙に対する一般人の態度に変化を及ぼしたと考えるべきだ。」と述べた。

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