ルアペフ山が噴火、男性1人が足切断の重傷

 北島中部のMt.Ruapehuで25日午後8時20分ごろ、噴火があった。この影響で火口付近にあった観測小屋が全壊したほか、噴煙が一時上空約1.5kmまで上昇した。付近では2つの土石流が発生し、噴石が周辺に落下した。ふもとを通る国道が一時通行止めになったほか、付近のスキー場では宿泊客が避難するなどの影響が出た。
 警察や地元災害対策局などによると、噴火は付近を飛行していた航空機からも観測されたという。登山で訪れていた北島オークランドの教師(22)が飛んできた岩に足をはさまれたが、足を切断したものの救助された。同山山ろくにあるWhakapapa、Turoaのスキー場は泥に覆われた。同山の噴火の予想は極めて難しいといわれており、ここ2、3日以内にさらに噴火が起こる可能性もあるとしている。(9月27日)

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