臨時例会「カパハカ」公演 報告

9月16日(土)  民俗学博物館  みんぱく30周年「記念ヴァカ・モアナ展」開催記念

21名参加、うち5名は大迫さんが日本語を教えているNZ、AUS、カナダ、米国などの青年。
600席ほどの会場はほぼ満席。司会進行担当の「みんぱく」準教授NZ人ピーター・マシウスさんに驚く。全くの普段着にビーチサンダル?きわめてNZ的で私は一目で気に入るが、気に入らない日本人も多いことだろう。

カパハカグループ14名はそのフレンドリーでリラックスした中にも真剣にマオリの文化を伝えようとする気迫があり、好感がもてる。ショーの進め方も会場全体を巻き込んで、よく考えられている。カパは列とか集団とかの意味だそうだが、踊りや動作も日本や西洋のダンスのように全員がシンクロせず、一人一人が個性的。さらに好感がもてる。2年に一回カパハカ全国大会があり、次回は2009年にタウランガとのこと。

特別展ヴァカ・モアナ展「海を渡った人々」は素晴らしい。私は1時間程しかなく1フロアを見ただけだが、感動。ぜひ再訪したいし、お勧めしたい。オセアニアへの人々の渡航移住は偶然の漂流や食糧欠乏ではなく、非常にクレバーな計画性を持って行われたこと。彼らのヴァカ(NZではワカ。カヌーのこと)がたいへんなすぐれものであること、その高度な航海術等が、わかりやすく興味深い展示になっている。目から鱗の連続です。

参加者:21名

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