新ニュージーランド大使訪問の報告

               松元 f

 予てより懸案でありましたニュージーランド大使館訪問を6月26日(火曜日)に柳田勘次会長が果たしました。

日本ニュージーランド協会(関西)は西日本を代表する団体として東京のニュージーランド大使館からは高く評価されていますが、柳田新体制の下での初めて大使館訪問となりました。
当日関西は梅雨の晴れ間の日差しさえ感じる天候でしたが東京は路面の濡れも判らない程度の霧雨がかすかに降り注ぐ全く苦にならないむしろ涼しさを覚える空模様でした。大使館は渋谷の松涛に隣接する神山町にあり瀟洒で静寂感の漂う雰囲気の邸宅街ですが大使館の前に有った邸宅がマンションに建て替えする工事中で少し寂しい思いが致しました。

 ニュージーランドはこの6月よりイアン・ケネディ新大使を日本に送っていますがそのケネディ新大使と柳田さんとの会談が午後2時より始まりました。会談の席にはこの会談を設定して頂いた大使秘書の宮崎智世さん(呉橋氏の20年近くにも及ぶ知人です)と柳田さんに同行した協会運営委員の松元fが同席しました。大使によりますと7月4日に天皇陛下との接見を得て初めて正式の大使となるそうでそれまでは公式の活動や会合などは出来ないそうです。そのご説明の中に今回の会談が特別のものであるとのニュアンスを感じました。

  ケネディ大使は穏やかな大らかなお人柄で近くでお話をお伺いしますと幸福感さえ感じさせる魅力ある方です。日本滞在は今回の大使ご就任で3回目となりますが、最初のご来日時に見初められた日本女性と結婚されお二人の子供さんがいらっしゃるそうです。日本語もご堪能で会談は殆んど日本語で行われました。当初、面会時間は30分程度ということでしたが私どもとの会話や話題を喜ばれおよそ50分の会談となりました。同大使は川瀬勇元会長のことを良く覚えておられ元会長のお元気な頃のお話もされました。又、柳田会長も参加されて実現した元会長の遺稿集「ニュージーランドに魅せられて」を大変喜んでおられました。(この遺稿集は宮崎さんが図書室より持ってこられ大使も手にとって懐かしそうにご覧になっておられました)

 話題はニュージーランドの生産物、NZドル高問題、NZへの留学など多岐にわたりました。又、先日神戸で行われました「NZのラム肉とワインを楽しむ会」が大変好評だったことをお伝えしますと大使も心より喜んで下さいました。長い会談の最後にケネディ大使に協会が12月15日に実施するクリスマス会にご招待したいと申し出ました。大使は笑いながら「今年の12月は日本にいる予定なので出来るだけ出席したい。しかし今確約は出来ない。」とのご返事でした。 終始笑顔と色々な話題が絶えない会談は午後2時50分頃に終わりました。

 尚、柳田会長と松元の日本NZ協会(関西)の格調高い名刺を宗佐保運営委員に作って頂きました。ここにお礼申し上げます。


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