第219回例会 「総会」

日時:4月17日(土)午後12時30分
場所: (大阪)薬業年金会館  401号室

1. 議長選出

三浦治郎さんに議長をお願いしてスタートしました。

2. 会長挨拶

3) 2009年度 事業報告 
  事務局より昨年度の例会の報告がありました。
4) 2009年度 会計報告 監査報告
5) 2010年度 予算 
 40周年記念行事のため追加予算が必要になりそうであり、理事会で討議してゆくことになりました。
6) 会則改定動議
 会則が一部改訂されました。運営委員を、より一般的な呼び名である理事、運営委員会を理事会と呼ぶことになりました。また、公正を期すため監事が2名に増えました。

名称日本ニュージーランド協会(関西)を関西日本ニュージーランド協会としたほうが良いという意見があり、後日理事会で討議することになりました。

7) 理事および監事選

 新年度の理事および監事が決まりました。別途、理事の互選で以下の役員が決定しました。
会長     呉橋真人
副会長    貴志康弘、松元 f、山田輝子
事務局    桑原耕治、永田美夜子
会計      西川賢一
理事      石井久行、行天幸子、英 正之、 林 園子、塙 幸子、藤村e子
監事      正木紀通、三浦治郎
名誉会長  柳田勘次

8) 2010年度行事予定

  40周年記念として下記の行事が計画されています。
・ 記念Tシャツの作成
・ 40周年史発行
・ 会員、旧会員によるエッセイ集の発行
・ 2010年あるいは11年、創立者川瀬勇の銘板(日本人NZ留学第1号)母校リンカーンで徐幕。そのための基金を募金(40周年事業への寄付募金)。


 

懇親会 Matthews, Peter Joseph さんの講演とQ&A

                         懇親会出席者

民族社会研究部・准教授 マシウス,ピータージョセフ さんに講演をしていただきました。 講演の後でピーターさんに感想を書いていただきましたので、以下に紹介します。

日本ニュージーランド協会(関西)例会に出席して

ピーター J マシューズ
民族植物学
国立民族学博物館

略歴
オーストラリア国立大学大学院博士課程修了。科学技術庁特別研究員(農水産省野菜茶業試験場)、日本学術振興会特別研究員(京都大学理学部)を歴任。
1995年より民博。

4月17日(土)、日本ニュージーランド協会(関西)の例会に出席しました。実のところ私が会員の皆さんにお会いするのはこの日が初めて、というわけではありません。前回の経験から私は勝手にコテコテの大阪で−京都在住歴の長いこの私にとっては異国同然の地−くだけた雰囲気のランチを想像していました。 ところがいつの間にか私は名誉あるゲストとして新会長の隣に座っていました−そこは大阪薬業年金会館で年に一度行われる総会後の、予想外にフォーマルな昼食会だったのです。食事はなかなか美味しく、私はすぐにどうにかスピーチの体を成したおしゃべりが出来るくらいにリラックスしていました。

ところがスピーチ後の質疑応答で私は迷路に迷い込みました。ニュージーランド農業の実態について、全世界で起きている現実と現状認識のギャップが経済成長を阻害していること、などについてあやしげな知識を披露することになってしまいました。私が長広舌を振るいすぎないうちに、又はボロを出さずに済んでいるうちに、興味深い多種多様な経歴を持つバラエティーに富んだ会員たちが紹介され、昼食会はめでたく大団円へと向かいました。多彩な経歴とは、つまり私たちは皆あまり若くはなく、それぞれが語るべき物語を持っているのです。そうであっても私は、関西圏の若いニュージーランド人と日本人が、こういった協会のもとで交流を楽しむことが出来ると思います。そしてインターネットの普及がさらに会員拡大の機会を大きくしています。

私が特に感銘を受けたのは、この協会が1930年代にリンカーン大学で初めて草地学を学んだ日本人が創立者、という長い歴史を持っていることでした。わたし達は、柵の両側(日本とNZ)の牧草はより青々と繁った、と結論してよいでしょう。しかし、もし肥料過多の結果であるならどうでしょう。この件についてはもうこれくらいにしておきましょう。

                 (原文は英語:永田美夜子訳)