第216回例会 秋のピクニック 精進料理と紅葉先取り 鞍馬・貴船あたりを散策

平成21年11月7日(土)  参加者 18名

秋晴の中、久々の紅葉狩りです。全山錦繍にはちょっと早いかな、と思う日時でしたが、緑の中にあちこちと紅葉した枝があり、それもなかなかの風情で良かったです。お陰でイモの子を洗うような人出でなく、のんびりとしたピクニックでした。十一時に出町柳に集合し、コトコトと叡山鉄道で車窓の秋を楽しみながら鞍馬まで。遠くの山々は幾重にもなり、墨絵のよう。駅前には露店やみやげもの屋が並び、岩魚や鹿肉の甘露煮から山菜の佃煮、お餅、名物の山椒まんじゅうまで好みの物を試食しながら、ワイワイガヤガヤ仁王門前の雍州路さんへ。精進料理は山かけそば、みそ田楽、白あえ、炊込みご飯等々おいしかったです。食事の後は体力に合った方法で(ケーブル又は徒歩)金堂まで。集合写真を撮り思い思いに下山。つわものの荒田、山内、三浦の三氏は、牛若丸も通ったという木の根道を通り貴船へ。美肌湯のくらま温泉へは藤野さんが行かれました。効果のほどは直接聞いてみてください。残った11名は山田さんが墨絵の作品展に出展されているとの事で建仁寺へ。王先生に習い始めて二年とは思えぬ力作に感心しきり。中でもサルはすばらしい出来で、隠れた才能に賞賛の拍手でした。空はあかね、提灯に火が入り、打ち水で夜のしつらえの終わった花見小路の四ツ角で解散。目も舌も大満足の楽しい1日でした。翌日ふくら脛が少し痛みました。
               (幹事 塙幸子記)

鞍馬寺から貴船へ

鞍馬寺本坊前での写真撮影を終えた後、それまでの山登りの疲れにも拘わらず山越えを目指したのは、気持ちの若い?3人組(荒田、三浦、山内)でした。本坊横道から抜けると、すぐに冬柏亭(与謝野晶子夫妻の書斎を移築)、霊宝殿と続き次第に杉木立に囲まれた深山幽谷の雰囲気の漂う山道です。当初は登りであり、結構汗をかきながら進みました。以前と異なり道の大半は石垣道になり手すりも整備されて歩き易くなったようです。一方で木の根道を含む昔の山道の方が良いとは三浦さんの弁です。途中不動堂前など数カ所で小休止しましたが、ほぼ1時間歩きずめでした。下り道では同道の女性との会話も楽しいと荒田さんも意気盛んでした。奥の院を過ぎると次第に川の瀬音が聞こえ、やっと川沿いの西門(冠木門)に出ました。少し歩くと貴船神社です。この日はお火炊き祭とかで、祭りの後まだイスが置いてあり、参拝の後そこで少し休みました。この辺りは夏川床で涼みながら食事をするので有名です。もちろん床はありませんが、きれいな清流です。バス停は神社から少し下った辺りにあり、若い人で混み合う3時10分発のバスに乗り、貴船口で叡電に乗り換えて4時前に出町に戻りました。鞍馬に来たら山越えして貴船に出るのが本筋とは私の弁でした。
                 (山内龍男記)

スナップ写真集

金堂前の「気」が集まるといわれるサークルの上にて記念撮影

帰り道でお土産を買いました。 木の芽の佃煮や鞍馬名物の饅頭の人気が高かったようです。

かわいいケーブルカー 料金は100円。