第210例会  近畿大学農学部農業祭

11月3日(月・祝日)

年に1回はピクニックの例会をしていましたが、皆さん関西の大抵のところは訪れていると思い里山散策を兼ねて近畿大学の農学部祭訪問を提案しました。
近大は、実学志向で水産研究所のタイやクロマグロの養殖は有名ですが、里山保存も環境問題の側面から熱心です。農学部は以前、東大阪にありましたが、何年か前に奈良市の西端に移転しました。
当日、18名の参加がありました。メインステージではお笑いライブも行われていましたが、メダカの学校同好会主催の里山展示会場の教室に向かいました。「農地と山林、集落が一体となった地域」を里山と呼ぶそうです。このキャンパス自体が里山であったところで、今は40haを里山として保全しています。学生さんからの熱心な説明を受け、展示パネルを読み人と自然の共生の大切さを再認識しました。
その後お隣の法隆寺研究の教室も訪れました。聖徳太子は実存していなかった説を聞き驚きましたが、亜流の学説に迷わされるのは問題ではないでしょうか。
お昼頃には、お腹も空き始め少し雨模様になりましたので里山前の大きな山小屋風の食堂でセルフサービスの食事を取りました。68軒あった模擬店通りは人で溢れ残念ながら学生さん手作りのケバブや焼きそば等は味わうことができませんでした。研究成果を生かしたキノコ・花・野菜の販売も人気がありました。若い人々の熱気に当てられ、里山散策は結果としてできませんでしたが、キャンパスの木々は紅葉が始まっていて秋の気配を感じることができました。
ゲート前で集合写真(裏ページ)を撮りその後は自由行動で解散となりました。お花の売店へ行かれた方、帰りの近鉄電車を途中下車して司馬遼太郎記念館(八戸ノ里駅から10分)へ向かわれた方もおられました。近大にもキーウィの先生がおられますが、学祭中は旅行など不在でお目にかかることができなく残念でした。
(幹事石井久行記)

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