第206回例会 「60歳からのニュージーランド遊学」体験を語る例会

大阪国際サイエンスクラブと共催しました。

日時:2008年3月8日(土)午後2時   
会場: 大阪国際サイエンスクラブ

発表タイトル

出席者 24名

NZ政府は1980年代の後半から「教育はNZの輸出産業(外貨を稼ぐ産業)」と位置づけ、積極的に留学生を受け入れてきました。 小中高生の外国籍学生は2006年度で1万4千人程度(全生徒の18%、中国、韓国が圧倒的)、大学、ポリテク、語学学校等で約8万人です(大学では12%程度。中国がトップで3万2千人、韓国が2位で1万5千人、日本が3位で1万4千人です。 この結果、外国人学生にとってNZは最も留学条件の整った国の一つとなりました。但し2003年をピークとして昨年は20%ほど少なくなっています。NZドル高が大きな要因です。

 新たなターゲットとして退職後の日本の団塊の世代が注目されています。この世代は学ぶことが大好きで意欲に溢れています。条件と環境の整ったNZへの「60歳からの遊学」には大きなニーズがあります。

 幸本さんが参加したワイカト大学日本事務所の「ミドルエイジのためのホームステイ&英語研修」は、優れた先見性で実施されてきたプログラムです。ホストファミリーの選定には特別の配慮が行われ、サポート体制が充実し、参加者の満足度も高いものがあります。

 高野さんは「厳しい環境で自分を鍛えたい」という動機で全く一般的(基本的には若者対象)な語学プログラムに参加しました。クラスの若者たちともつきあい、園芸を通じて、友人ができました。頭がしびれるほど集中して勉強してきました。

 桑原さんは最近NZ各地にできてきた日本人経営のB&B(ベッド&ブレックファースト)の英語と乗馬のプログラムを体験しました。個人旅行をする上、日本人経営B&Bはたいへん心強い存在です。NZ社会で様々な体験をして、NZから日本を見つめているオーナーたちは貴重な日本とNZのかけはしです。

  NZはパッケージツアーで毎日移動して風景を見る旅行ではその魅力の一部しか知ることができません。一番の魅力はこの国の社会と人々です。

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